Asia Internet Symposium / Online Privacy Workshop Tokyo 2017

English announcement about this event is here.

インターネットの利用の進展に伴い、必要不可欠となっている個人データのプライバシーについては、各国で法制度が改正されつつあります。欧州連合での一般データ保護規則(GDPR)の施行を来年に控え、日本でも今年2017年5月に改正個人情報保護法が全面施行されたのは記憶に新しいかと思います。

このような状況の中でInternet Society (ISOC)はプライバシーがオンラインサービスへの利用者からの信頼を強化し、オンラインプライバシーの保護および促進には強力で技術的に中立なデータ保護法制、プライバシーバイデザイン原則、倫理的なデータ収集および取り扱いを促進することが重要な方策だとしています。そこで、次に列挙する目的のため、ISOCおよびその日本支部(ISOC-JP)およびJPNICが共催にてプライバシーに関するワークショップを開催します。

• オンラインプライバシーに関するマルチステークホルダーでの対話の実施
• アジア太平洋地域の各サブ領域でのオンラインプライバシー関連課題の特定
• アジア太平洋地域での各サブ領域別、または経済社会的な文脈での最重要課題の特定、および課題に取り組むための選択肢を含む、課題の複雑さに関してステークホルダー間で共通理解を構築
• オンラインプライバシーに関する優先課題に取り組むために取り得る、具体的な行動の提案

主催
Internet Society (ISOC)
Internet Society日本支部(ISOC-JP)
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)

プログラム

	内容/Title	話者(敬称略)/Speaker	組織名/Affiliation
1.	EU Online Privacy Trends and the GDPR	Nicolas Seidler	Senior Policy Adviser, ISOC
2.	個人情報保護およびデータプライバシーに関する展望と新たな課題	小川 久仁子	個人情報保護委員会事務局
3.	IoTとデータプライバシー	佐藤 一郎	国立情報学研究所
4.	人工知能とプライバシー	板倉 陽一郎	ひかり総合法律事務所
5.	消費者保護観点からのデータプライバシー	香月 啓祐	一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)
6.	クラウドコンピューティングにおける個人情報保護	小泉 雄介	国際社会経済研究所
7.	Web広告とプライバシー	上原 哲太郎	立命館大学情報理工学部

• プログラム内容は予告なく変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。